人間、見えない場所で進行する症状は本当に厄介で、特に歯に関しては命を奪う事だってあります。
と言いますのも医療関係者の方からよく聞くのは、誤嚥性肺炎に罹患する原因の主原因がプラーク(歯垢)だからです。
プラーク(歯垢)は実は細菌のかたまりで、その細菌は元々空気中に含まれているものもあり、体温と唾液により高温多湿と細菌の繁殖条件としては最適な口腔内では食べ物を食べなくても自然と繁殖しそして蓄積されます。
そして歯の表面だけでなく歯と歯の間と言った場所どこにでもプラークは蓄積し、そして繁殖して増えて行き唾液を嚥下(飲み込む)した時に誤って気管支に入り、それが肺にまで到達して条件が悪いと菌が増殖して肺炎となるわけです。
ですから寝たきりになってしまった場合は歯が残っているよりも、総入れ歯の方がプラークの繁殖に必要な歯がない為に誤嚥性肺炎にかかる確率が低いのだそうです。
ですがそんな状況にならなくても、虫歯だけでなくプラークが原因で引き起こされる歯肉炎だとか歯槽膿漏だとか、歯に関係する疾患には誰しもかかりたくないですよね。
そこで今回は、歯に関係する病気に関わるプラークをいち早く発見する為のガジェット「Plover」をご紹介致します。
一般的にプラークをチェックするものと言うとお馴染みの赤い液体がありますが、あれって前歯あたりは鏡でよく見えるのですが、奥歯のちょうど外側、頬側や上の歯となると合わせ鏡を使ったとしてもなかなか細かな所までは自分ひとりではよく観察する事ができませんので見落としがちです。
また小さな子どもになると口を大きく長時間開けているのを嫌がるお子さんもいますので、それも見落とす原因となります。
そこでこの「Plover」は赤い液体のプラークチェッカーを使わず、波長405nmの紫外線でプラークを黒く映し出し、それをLEDの中心にあるCCDカメラで捉えてスマートフォンへと映像を送ります。
つまりこの「Plover」は最近流行の、CCDカメラのついた耳かきの歯バージョンと言った所で、スマートフォンでチェックできると言うのがポイントです。
またその映像は録画されますので、後からじっくりとスマートフォンでチェックする事ができる他、その映像を元にオンラインで歯医者のコンサルを受ける事も可能です。
ですから、週に1回、1ヶ月1回と言ったペースで耳かき同様に歯のチェックもする様にしておけばもし初期虫歯になったとしても1回の治療で済み、歯を広範囲に削る必要もありません。
またプラークの気付かない蓄積による歯周病や歯肉炎も防ぐ事もできますし、いつまでも健康な歯を維持する事ができ長生きする事ができますので、もし歯に関して様々なトラブルを抱えておられるのなら、「Plover」で小まめなチェックをするのも1つの手かもしれませんので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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