オルーゴルと言えば、突起がついた円筒形のドラムが回転し、金属でできた櫛の様な振動板をその突起が弾く事で音を奏でる事ができる楽器です。
そしてみなさんご存じの様に、ドラムや、パンチカード(穴の空いた紙)を交換する事で様々な楽曲を演奏する事ができでますし、パンチカード式(正式にはオルガニートと言う)のものは自分で穴を開けて好きな楽曲をオルゴールで鳴らす事もできます。
ただパンチカードに穴を空ける作業って結構大変なうえ、空ける位置を間違えたとしてもテープ等で塞いで正しい場所に開け直したりすれば良いのですが、失敗の跡は残りますので、綺麗に仕上げようと思うと、自分が聞く為だけのものだとしてもかなりのプレッシャーです。
そこで今回は、何とスマートフォンで楽曲を演奏できるオルゴール「Muro Box」をご紹介致します。
独立したドラムピンが振動板を弾く
ドラム式のオルゴールは回転するドラムの突起(爪)が振動板を弾く事で音を奏で、パンチガード式(オルガニート)は穴の空いた紙を送る事で、穴の空いた部分に爪が引っ掛かり爪のついたドラムが回って振動板を弾いて音を出します。
ですからこの「Muro Box」はドラムは回転しているものの独立した爪が音を奏でる際にだけ回転するのですが、パンチカード式のものを電動化、スマート化した様なものになります。
作曲はパンチカードに穴を空けて行く作業と同じ
そしてこの「Muro Box」で演奏する楽曲の楽譜はどうするのかと言いますと、もちろんスマートフォンにインストールした専用アプリで作曲するのですが、その作業は厚紙にパンチで穴を空けていく実際のオルガニートと同じで、スマートフォンの画面に表示される2.5オクターブ分のマス目にタップして穴を空けて行く、●を打って行くだけです。
そしてこの「Muro Box」ではもち間違って●を打ってもタップすれば●は消え、正しくすぐに修正する事ができますし、原曲を入れてからアレンジする等の工夫も簡単に行えるのが魅力的な所です。
また「Muro Box」の基本音長は8分音符(四分音符)で音階はC3〜A6の2.5オクターブで最大7音を同時演奏する事ができる様になっています。
目覚めのオルゴール
そしてこの「Muro Box」にはタイマーで楽曲を奏でると言う素晴らしい機能も持っているのです。
つまり朝の目覚めをオルゴールに委ねるって、なかなか魅力的じゃないですか?
スマートフォンでオルゴール楽曲を演奏する事はできますが、所詮はスピーカーから奏でる音なので、実際に振動板を弾いて奏でられるオルゴールとは全く違いますので、もしオルゴールの音で朝目が醒めたら、なんて事を思っておられる方にはそれがこの「Muro Box」で実現できるのです。
またこの「Muro Box」では追加で$30払えば、送ったjpegデータをレーザー彫刻してもらますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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