Newガジェット

Eddystone&Bluetooth5対応のセンサービーコン「RuuviTag」

Bluetooth5がつい1ヶ月程前に発表になりましたが、Bluetooth5になってどうなったのかご存じですか?結論から言うと現行の最新バージョンBluetooth 4.2に比べ通信速度が2倍、通信範囲が4倍に向上しました。
具体的にはBluetooth5の場合、データレートが最高2Mbpsになり(電波到達距離は従来通り最大100m)、データレートを125kbpsにすると電波の最大到達距離は400mになり省電力性は変わりませんから、より便利になります。

そのBluetooth5を採用したNordic社のnRF52832と言うチップを採用したビーコンがこの「RuuviTag」です。


「RuuviTag」で何ができるのか?と言うと、「RuuviTag」にはBosch社の”BME280”と言う温度、湿度、気圧が計測できるセンサーと”LIS2DH12”と言う3軸の加速度センサーを搭載したユニットで、一般の人がこれを単体で利用する場合は気象観測用のビーコンとして使用する事ができ、プログラミングできる方であればアプリケーションの作り方では忘れ物防止タグの様なものを自作したり、加速度センサーが入っていますから、窓やドアに貼り付けておいてセキュリティーセンサーとして使用したりと基本はDIY向けのモジュールになっています。

そして何と言っても「RuuviTag」の素晴らしい所はEddystoneに対応している所です。Eddystoneって何?と言う方の方が多いかと思いますが、Eddystoneは簡単に言うならばiBeaconのGoogle版の様なものと思って下さい。iBeaconもあまり対応したサービスがないので知らないと言う人も多いかと思いますが、iBeaconはAppleが作ったBluetoothを使ったIoTの規格で、例えばiBeaconを設置したお店にiPhoneを持って入ったり、お店の前を通るとその日その店が使えるクーポンがiPhoneに配信されると言う様なシステムがあったり、博物館や美術館である展示物の前に立ったらその説明がiBeaconから信号が送られてiPhone上に表示されるシステムがあったりするのですが、iBeaconのこう言う便利な機能を使おうとすると事前にアプリケーションをインストールしておかなければ使えないのが欠点です。

一方Eddystoneはと言うと全てがオープンソースで、しかもEddystoneには専用のアプリケーションをインストールしていなくて使えるモードもあり、この「RuuviTag」でもEddystone-URLと言う仕組みを「RuuviTag」が搭載したセンサーの情報を表示させるのに利用されています。

このの仕組みを簡単に説明すると、EddystoneもiBeaconもBluetoothを使っているのですが、Bluetoothに必要なペアリングと言う紐付けの作業の必要性はなくどちらも一方的に接続するPUSH型で(ただ勝手には自分のスマートフォンには接続されずに受け入れるかどうか必ず聞かれます)、Eddystoneビーコンにスマートフォンを持って近づくとまずEddystoneに接続するかどうがスマートフォンの画面に表示されて聞かれます。そして接続するとEddystoneからデータが送られて来るのですが、この時にEddystone-URLはこのサイトに接続して下さいと言うURL(短縮URL)を送って来ます。そしてそのスマートフォンはブラウザでそのURLに接続してEddystoneビーコンから送られて来たデータを加工して表示します。つまり専用のアプリケーションをインストールしなくてもブラウザでビーコンからの情報を表示できるのがEddystone-URLなのです。
もし表示する内容を変更したければそのURL、サイトにアップロードしてあるプログラムや内容を変更すれば表示する内容を変える事ができますから、アプリケーションをアップデートする必要もなく誰もが最新の情報を手に入れる事ができるのです。

これを販促に利用するならクーポンの画像を1枚、そのURLに書かれたサイトにアップロードしておけば誰もが最新のクーポンを手に入れる事ができますし、時間限定クーポンの様なものも簡単にJavascriptを使って表示するクーポン画像を変えれば変えられる様になります。

ですからこの「RuuviTag」の利用方法としてウエザーステーション的な使い方の他にiBeacon的な使い方もする事ができるのです。しかもiBeaconとは違い、URLの変更やファームウェアのアップデートはいつでも行う事ができますから、自由度、カスタマイズ度はiBeaconよりも高いですよ。

今、iBeaconを使って管内案内の様なものや迷路の様なものを作ったりしようと思っているのなら一度下記URLをご覧ください。

もちろん「Eddystone-UID」「Eddystone-EID」「Eddystone-TLM」も利用できますよ。

https://www.kickstarter.com/projects/463050344/ruuvitag-open-source-bluetooth-sensor-beacon

また英語が苦手だったり、直接投資するには不安がある。輸送トラブルや届いた商品が破損していたり動かないんだけど、どうしたらいいのだろ?
と言う不安がある方は、下記URLのRAKUNEWさんがオススメです。
商品の破損やトラブルに関しても直接、RAKUNEWさんが販売元と交渉して頂けますので安心ですよ♪
RAKUNEWさんの商品紹介ページは下記になります

https://www.rakunew.com/items/75183

“aptX Low Latency”採用のBluetoothオーディオトランスミッター&レシーバー「beamit」前のページ

ネットが重いなと感じたら自動でWiFiルーターを再起動する「WiReboot」次のページ

関連記事

  1. Newガジェット

    邪魔なイヤホン・ケーブルをスマートに装着できる「MagClip」

    イヤホンを使っていてそのケーブルが邪魔になった事はありませんか?特にス…

  2. Newガジェット

    画面サイズ大きくても片手で楽々操作!!スマホやケースに直接貼り付けるノンスリップベルト「Inslip…

    あなたの使っているスマートフォンやタブレットのサイズ大きすぎて、片手で…

  3. Newガジェット

    Bluetoothワイヤレスイヤホンとスマートウォッチの移植のコラボレーション「Wearbuds」

    最近のワイヤレスイヤホンの多くは充電機能を持ったケースに入っているのが…

  4. Newガジェット

    USBホストとしても動作する2ch DAC搭載32bit動作のArduino互換機「Teensy 3…

    Arduino互換機ボードの中の1つとして”Teensy”と言う互換ボ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP