プログラミング学習においてただ画面上に表示されるキャラクターを動かしているだけでは面白くありませんし、画面上をキャラクターが動くだけでは、そんなにバリエーションに飛んだプログラミングもできませんので、すぐに子ども達は飽きてしまいます。
ですが実際に動くものとなると、条件を変えるだけで前に作ったプログラムではうまく動かず、改良が必要となりますし、動かない原因を考え頭の中でシュミレーションして解決して行く事でプログラムの考え方も身に付いて行きますし、モノを動かすプログラムを書く場合、まずモノの構造を知らなければ動かない原因を究明しようと思ってもハードがプログラムによってどの様に動いているのかが想像できなければ、なかなか解決する事ができません。
そこで今回はそのハードの組立とプログラミングが同時にできるMicro:bitロボットキット「Qdee Robot Kit」をご紹介致します。
この「Qdee Robot Kit」には”Micro:bit”と言うイギリスの放送局のBBCが作った教育向けのマイコンボードが使われているのが一番の特徴で、日本ではかなりマイナーな存在のMicro:bitですが、ArduinoやRaspberryPi等とは違い、このボードだけで様々な事ができる様になっています。
と言いますのもこのMicro:bitには20本のI/Oポート以外に加速度センサー、地磁気センサー(コンパス)、Bluetooth通信ユニット、そして表面には2個のスイッチの間に縦横5個ずつ並べられた合計25個の赤色LEDが搭載されています。
つまりこのボードだけで25個のLEDをディスプレイとして使える他、例えば地磁気センサーとLEDを利用して北の方角にLEDを表示させると言ったコンパスを作る事ができたり、加速度センサーとスイッチ、そしてBluetoothを利用してゲームのコントローラーとしてこのMicro:bitを使う事ができたりもします。
つまりこのMicro:bitだけで、他のセンサーを表示装置を増設しなくてもスタンドアロンで完結させてしまう事ができるのがこのMicro:bitの利点なのです。
これがRaspberryPiにしろArduinoにしろ、表示装置は別に必要ですし、加速度センサーや地磁気センサーなども追加しなければ使えませんが、このMicro:bitはその必要がなくまたプログラミングもブラウザを使ったり、スマートフォンやタブレットにインストールするアプリケーションからBluetoothを使ってプログラムはワイヤレスで書き込む事ができますので、とても扱いやすいのです。
そしてこの「Qdee Robot Kit」はMicro:bitをベースとして様々なセンサーやフレームパーツが付属したバリエーションが用意されているのですが、どれにも付属するメインのコントローラーボードには赤外線の送受信LED、マイク(サウンドセンサー)、ブザーを備えそして一般的なロボット掃除機の様に自律走行できる様にライントレースセンサー、超音波センサーがオプションで用意されている他、色の分析に使えるカラーセンサーも用意されています。
カラーセンサーは色をデジタル数値に変えるセンサーで、ロボットで使うなら例えば赤色の壁に当たったら右に曲がる、緑色なら左、青なら来た方向へ戻ると言った様な色を判別して何か動作を起こさせると言うプログラムを書く事ができます。
また赤外線センサーは、家電製品のリモコンを「Qdee Robot Kit」のコントローラーとして使える他、逆にこの「Qdee Robot Kit」を家電製品をコントロールするコントローラーとして使う事も可能で「Qdee Robot Kit」でテレビをON/OFFしたりと言った事もできます。
またプログラミングはMicro:bitタイルを並べるスクラッチの様なブロック形式のプログラミングからJavaScript、そしてAIプログラミングを行う上で一番良く使われているPythonでのプログラミングもできる様になっていますので、将来AIプログラミングを行う際の基礎がこの「Qdee Robot Kit」で養う事ができるとも言えます。
そして「Qdee Robot Kit」はレゴを車体の拡張として利用する事もできる様になっていますので、子どもさんが慣れ親しんだレゴを使って面白い車体やロボットを作って動かしてみるのも子どもさんの好奇心を刺激して楽しいのではないでしょうか?
なおその他詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/44621210/qdee-robot-kit-a-whole-new-world-of-play-to-micro
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