レーザー彫刻機ってみなさんご存じですか?
レーザー彫刻機はレーザーを当てる事で物体を加熱して物体を焼いたり溶かしたりする事で模様をつけて行くマシンです。
ですからレーザー光を反射する様な素材(鏡の様なもの)でなければ、レーザー光の出力にもよりますが何にでも彫刻する事ができます。
そんなレーザー彫刻機も制御の仕方が同じ3Dプリンターの普及のおかげで、ヘッドをFDM方式の3Dプリンターヘッドからレーザーモジュールに変えるだけでレーザー彫刻機に変身させる事ができます。
ただその時に気を付けなければならないのはヘッドの可動範囲があり、その中でしかヘッドは動きませんので、デザインの大きなものをレーザー彫刻しようとするとそれに見合ったサイズのレーザー彫刻機を買わなければならず割高な上に場所を取ります。
ですが今回紹介します「Etcher Laser」は、自らのサイズ以上の素材をレーザー彫刻できるとても素晴らしいレーザー彫刻機なのです。
ではどれくらいのサイズのものをレーザー彫刻できるのかと言いますと、素材の幅や高さ、そして形状にもよりますが、ベニア板の様なものやタオルやTシャツの様に高さないもの、床に置いてフラットになるものであれば無限大です。
それはこのレザー彫刻機「Etcher Laser」は底板を外す事ができ、下に置いたものをダイレクトにレーザーで焼いて彫刻できるからです。
ならば他のレーザー彫刻機でも底のベースプレート等を外せば同じ事ができるのではと考える方は多いと思いますが、問題はヘッドの可動範囲以上のサイズのものをどうやってレーザー彫刻するかです。
可動範囲内サイズに切り出したデータを用意して、レーザー彫刻しては素材を移動させてまたレーザー彫刻してと言う風に継ぎ足して行けば良い様に思うかもしれませんが、継ぎ足した時に果たして位置がミリ単位で合うかです。
レーザー彫刻はやり直しが利きませんので、もし位置がズレたならズレたままレーザー彫刻されて段差が出来ます。
ところがこの「Etcher Laser」はその継ぎ足しレーザー彫刻した際のズレが全く起こらないのです。
その秘密はAR(=拡張現実)です。
この「Etcher Laser」のトップカバーの内側にはCCDカメラが内蔵されており、そのカメラで内部が撮影され操作するパソコンやタブレット、スマートフォンへ送られる様になっており、そこに実際にレーザー彫刻するデータを重ね合わせて見る事ができるのです。
つまり実際の仕上がりを自分の目で確かめる事ができる為、位置決めもし易く、可動範囲以上のサイズのデータでも見て位置の修正ができる為にズレる事がないと言うのがこの「Etcher Laser」の最大のメリットであり特徴です。
ですから、スケードボードやスキー板、スノーボードなど今までは業者に出さなければレーザー彫刻できなかった様なものも自宅でレーザー彫刻する事ができる様になりますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。