最近のモバイルバッテリーは従来のUSB-A端子に加えUSB-C端子を装備し、高性能なモバイルバッテリーは更にUSB-C PD(Power Deliver)に対応して18W以上で急速充電できるものがある他、USB-Cで充電するMacBook Proの様なノートPCを充電できるモバイルバッテリーも増えており、充電の為にAC充電アダプタをいくつも持ち歩かなくても良くなっています。
ただノートPCが充電できる様なものは高容量なのでモバイルバッテリーそのものを充電するのに時間がかかると言う欠点を持っています。でもUSB-C PD出力対応のモバイルバッテリーは自らも45Wや60Wと言った高電力で充電できるものも増えており、昔ほどは大容量バッテリーでもそう時間はかからなくはなっていますが、それでもフル充電するまでにはバッテリー容量と充電電流によりますが1時間以上は余裕でかかり、朝出かける間際にモバイルバッテリーの充電がほぼ無くなっている事に気付いてすぐに充電を始めても、そう多くは充電出来ません。
ですが今回紹介する「Apollo Max」はたった19分で0%から100%まで充電できてしまう奇跡の様なモバイルバッテリーなのです。
グラフェンコンポジットを正極に使ったバッテリー
では何故この「Apollo Max」はたった19分で充電可能なのでしょうか?
その秘密の1つが”グラフェンコンポジット”と言う素材を正極(プラス極)に仕様したリチウムイオン電池です。
今年のノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、リチウムイオン電池の負極に炭素材料を使った事で実用化されましたが、この「Apollo Max」は、こちらも炭素材料から作られた導電性の良いグラフェンを正極に使う事で大電流で充放電できるバッテリーで、この「Apollo Max」は最大100Wで充電可能なのでたった19分で充電が可能なのです。
ただ大電流を流すといくらON抵抗の低いグラフェンと言えども熱が発生してバッテリーを劣化させます。そこでこの「Apollo Max」ではその別を外部に放熱してバッテリー温度が上がらない様にこちらもグラフェン素材を使い効率良くバッテリーが放熱した熱を外部に逃がす設計となっています。
それにより通常は300〜500回程度しか充電できないリチウムイオンバッテリーにおいて何と1000回以上、この「Apollo Max」は充電できるのです。
充電性能
そんな魅力的なモバイルバッテリー「Apollo Max」にはUSB-Aポート×1とUSB-Cポート×1を備えており、USB-Aは急速充電規格のQuickCharge3.0に対応しており、最大18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)での充電に対応しています。
またUSB-Cは入出力兼用で、「Apollo Max」を充電する際には最大100W出力のUSB-C PDに対応した電源(オプションでキャンペーン中は$39で追加可能)を使用する事で最大100W(20V/5A)で充電できるだけでなく、充電しながらUSB-A端子に接続したデバイスを同時に充電する事が可能です。
またUSB-Cの出力に関しては最大60W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A)でデバイスを充電できますので15インチMacBook Proでも余裕で充電可能です。
また充電電流があまり流れないAirPodsやAppleWatchの充電に関しては”Low-power Mode”が用意されており、これらあまり充電電流が流れないワイヤレスイヤホン等も問題なく充電する事ができる様になっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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