近年、グラフェンスと言う炭素素材のお陰でスピーカーにも大きな技術革新が起こり、それまで立体的であったスピーカーも薄くパネル状の平面スピーカーが登場したりとポスターの様に壁にかけられるものまで出て来ています。
ただグラフェンスピーカーはシート状のものが振動する事で音を出すのですが、音質はと言うと高音域はツイータースピーカーに引けを取らないのですが、低音域に至ってはあのズンズンとお腹に響く様な重低音を出すのは苦手です。
そこで今回は新たに登場したガラスでできたウーファースピーカーを搭載した「UPstage180」をご紹介致します。
ガラスウーファーの厚みはたったの0.2mm
さて、この「UPstage180」にはガラスウーファーと呼んでいるウーファースピーカー1台にTwooferと呼んでいるツイータースピーカーとウーファースピーカーが合体したかなり特殊なスピーカーを2台搭載しています。
そしてガラスウーファーは厚み0.2mmと言うとても薄い板状のスピーカーながら45W出力で最大何と70dBと言う高出力を得る事ができるのです。
つまり0.2mmのガラス板が振動しその振動が身体にズンズン響く音波となってやって来るのですから、初めての人がこの「UPstage180」を見れば何故?と思うに違いありません。
更にガラスと言う性質から非常に応答速度が早く、ウーファースピーカーでは無理であった高速ビートの再生も可能ですから今まで感じた事のない音を感じ取る事ができます。
0.2mm厚のカーボンファイバーから作られたTwoofer
そして2台のTwooferと呼ぶスピーカーは何とツィーターとウーファーの特性を合わせ持つと言う世にも奇妙なスピーカーです。
確かにグラフェンスピーカーは全周波数の再生が可能ですがこれはグラフェンと言う電圧を加えると伸縮したり発熱したりする素材だから出来る事で、普通のスピーカーはコーンと呼ばれる振動板の素材と電磁石の性質によって再生できる周波数が限られ、このTwooferの様に低音から高音まで再生できる様なスピーカーは存在しません。
ですがこのTwooferは振動板をカーボンファイバーで作る事で0.2mmと言う厚みを利用して高音域も低音域も再生できるオールマイティーなスピーカーになっている他、周波数特性も100Hz〜2kHzまではほぼフラットで20kHzをピークに高音域も100dBで再生できる能力を持っています。
180°のフラットな音域
次にこの「UPstage180」の商品名に入っている180と言う数字は180°の音域があると言う事を示しています。
通常スピーカーと言うのはスピーカーに対して真正面が1番音が大きく左右にズレて遠ざかると低くなって行き、真横になると1番小さくなります。
一方この「UPstage180」では音の大きさは距離に反比例するだけで、方向関係なく真正面にいても真横にいても同じ音の大きさで聞く事ができるのです。
つまりこの「UPstage180」でスピーカーシステムを作れば、スピーカーの位置や方向を気にせず部屋のどこに置いても、どこにいても同じ様に聞こえますので、配置の自由度が上がります。
またこの「UPstage180」は2台同時にTWSとしてBluetoothでスマートフォンやオーディオプレイヤーに接続できますので、2台の「UPstage180」を背中合わせにして部屋の真ん中に置いてやれば部屋のどこにいても同じ音量、音質でサウンドを楽しむ事もできます。
しかも専用アプリを使ってサウンドを再生すれば、24-bit/96 kHzつまりHi-Res音源並のクオリティーでサンプリングして再生しますので、音質もかなり期待できます。
LED照明搭載
またこの他に「UPstage180」の中には色温度3,500kの電球色LEDが内蔵されており、間接照明としても利用できます。
また専用のアプリケーションを使えば調光も可能で、「UPstage180」でジャズを再生し、LEDでムードを盛り上がるなんて使い方もできますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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