みなさんは1番硬い金属って何?って聞かれた時、どう言った金属を思い浮かべますか?
おそらくチタン、チタン合金と答える方が多いのではないでしょうか?
確かにチタン合金はモース硬度が6前後(ダイヤモンドのモース硬度は10)ありますので金属としては硬いのですが、チタンを使う理由は硬いだけではなく、比重が軽く他の金属よりも軽く、腐食したり錆びたりすると言った様な事もない事から、強靱で軽い部品を作るのに適しているからです。
ですがチタン合金よりも硬い金属はこの世の中にはたくさんあり、今回はモース硬度9と言う金属の中では現在のところ1番硬いと言われているタングステンカーバイト(炭化タングステン)を材料にした小型ナイフ「CIZOR」をご紹介致します。
異次元の切れ味
ナイフの切れ味を左右するのは刃の先端のエッジが砥石で研磨する事で鋭く尖っているのはもちろんですが、刃の角度も大きく影響します。
硬いものを切る場合、切断面を広げながら切って行った方が切り分けし易いので、刃の幅も広く刃先の角度も鈍角なので、何回が刃を往復させないと切る事ができません。
一方刃の薄いナイフは刃先の角度も鋭利なのでスッと刃が食材に入って行きますが、深く入りすぎると刃が引っ掛かって抜けませんし、刃が薄い分、硬いものをカットすると刃が折れると言う危険性があります。
ですがタングステンカーバイトは金属の中ではほぼ1番硬い素材ですから刃を薄くしても折れる心配がありませんので、刃を当ててスッ〜とカッターを引くだけで切れて行きますので、ちょっとした切り絵なども綺麗にカットできます。
ロングとショート
そしてこの「CIZOR」にはロングとショートの2つのサイズが用意されています。
ロングサイズの方は直径7mm、長さ144mmで、ショートサイズは直径5.5mm、長さ82mmになっており、どちらもアルミ合金製のスタンドが標準で付属しており、更にショートタイプは携帯できる様にネックレス型のホルダーが付属しています。
またカラーラインアップですが、ナイフはシルバーとブラックの2色で、アルミ合金製のスタンドはシルバー、ブラック、レッド、ブルーの4色、そしてネックレスホルダーもスタンドと同じ4色がラインアップされています。
ガラスブレイカーにもなるショートバージョン
またネックレス型ホルダーの付属したショートバージョン(SMALLタイプ)の「CIZOR」にのみ刃先とは反対側に自動車のフロントガラスやドアガラスを割ることができる特殊な加工が施されており、もし事故やアクシデントでドアが開かない様な状況の時に「CIZOR」を強く窓ガラスにたたきつける事で窓ガラスを割って(自動車の強化ガラスはハンマーでは割れず、特殊なガラスブレイカーと言う特殊な工具が必要になります)脱出する事ができる様になっています。
なおもし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。