いよいよ今年からは小学校、中学校、そして高校でプログラミング、情報の授業が本格的に行われる事は学校へお子さんを通わせている親御さんであればご存じかと思いますが、高校では”情報”と言う教科が新しく導入され2025年には大学入試の共通テストにも導入されますので、現在小学生のお子さんはプログラミングが必須となって来ます。
ただ親世代の方でIT系の企業に行かれていたり、大学生の時にかなりプログラミングをやった事がある様な方でないとお子さんが分からないと言っても教えられませんし、それがロボットの様なハードを動かすプログラミングとなると更にハードルは高くなります。
ですが何も教えなくても子どもはスマートフォンを自由自在に操れる様に、しっかりと考えて作られた教材を与えてあげれば独学でプログラミングを習得する事も出来ます。
そこで今回はお子さんが楽しんでプログラミングの学習ができるレゴベースの学習キット「Crowbits」をご紹介致します。
選べるマイコンボード
この「Crowbits」の様なセンサーや部品をブロックパーツにし、つなぎ合わせて1つの回路を作って行く様なブロックは”電子ブロック”と言う名で昭和の時代から存在し、現代ではこの「Crowbits」の様に部品配置を考えずにただつなぎ合わせるだけで動作する回路が出来上がるものもあるのですが、この「Crowbits」が他の同ジャンルの製品と決定的に違うのはマイコンボードが選べると言う点です。
主に子どもさん向けのプログラミングに使われているマイコンボードはArduino、Micro:bitこの2つがメインです。
ですがプログラミングを学習する側は最初は、タイル(ブロック)を積み重ねたり繋げて行ったりする事でプログムを作る事ができるビジュアルプログラミング言語の1つである”スクラッチ”の様なものを使ってプログラミングを行いますので、あまりマイコンボードが何かなんて事は気にしません。
ですがプログラミング学習も進んで行くと最終的にはビジュアルプログラミングからコードプラグラミングと言ってプログラミング言語を使ったプログラミングへと移って行きます。
その際にArduinoはArduino IDEと言うアプリを使うC言語ライクなプログラミング言語を使いますし、Micro:bitはPython等を使い、Micro:bitはプログラミングできるけれどもArduinoは使った事がないからプログラミング出来ないと言う様な事になります。
ですがこの「Crowbits」ではArduino、Micro:bit両方のボードがラインナップされており両方のマイコンボードの学習ができる他、Arduino系ではありますがESP32ボードやRaspberryPi等も使える様になっており同じ環境でプログラミングをステップアップさせて行く事が出来るのです。
マイコンボード不要で回路作成が可能
またこの「Crowbits」には青色のブロックはロジック、メインボード、黄色のブロックはスイッチやセンサーと言ったインプットの役割をするブロック、緑色のブロックはブザーやLEDと言った動作結果を出力するためのブロック、オレンジ色のブロックはIIC/UARTプロトコルを使って通信可能なブロックと色別に分かれています。
このうち青のロジックブロックと黄色のインプットブロック、緑のアウトプットブロックの組み合わせでプログラミングせずに動く回路を設計する事がこの「Crowbits」は出来るため、幼児さんでもブロックを並べる感覚で繋いで遊んでロジック回路(論理回路)を自然と学ぶことができるのです。
レゴブロックと組み合わせて
そしてこの「Crowbits」以外にもレゴブロックを使って動くレゴを作る事のできるプログラミングキットは色々とありますが、この「Crowbits」の良い所は「Crowbits」のブロックを繋げるのに順番みたいなものはなくただ繋げば動きますので、割とパーツの配置等は自由に行えますので制約なくレゴを作り、センサーやモーター、タイヤ等を組み込んで動くロボットの様なものや車の様なものも作る事が出来る様になっています。
またブロックの種類は80近くあり、GPS、レーザー距離センサー、NFCモジュール、WiFiモジュールと言う様な他のプログラミングブロックではラインナップされていない様なブロックも用意されていると言う所がもう1つ魅力的な所でもありますので、どの様なブロックがあるのか、キットの組み合わせ、内容はどの様なものか等詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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