M.2 VNMe SSDを使ったSSDケースと言うのは昔からありますが、最近では2230サイズ(22mm×30mm)のM.2 VNMe SSDを使ったケースが増えています。
これは1つに2230サイズのメモリ価格が下がって来ている事が1番大きな要因ですが、2230サイズのM.2 VNMe SSDを使ったSSDケースと言うのはとてもコンパクトに作る事ができ、キーホルダーの様にぶら下げて持ち歩く事が出来る様な製品もあります。
そんな2230サイズのSSDに一気にアクセスできるドッキングステーションまで用意された「DECOKEE」をご紹介致します。
冷却用ファン搭載
スマートフォンを使用している際にスマートフォンが持てないくらい熱く発熱して、スマートフォンの動作が遅くなると言う様な現象をご覧になった事はありますか?
これは半導体と言うのはある一定温度以上になると動作が不安定になるからなのですが、これはSSDにもいえ、たくさんのファイルを読み込んだり、書き込んだりする事でSSDは加熱して行き、場合によってはSSDの中にあったファイルが消失したり、保存したファイルが保存されていなかったりと言う事が起こります。
そこでSSDには放熱対策が必要になって来る訳なのですが、この「DECOKEE」では150,000rpmと言う超高速で回転するファンを使ってSSDから発生する熱を発散させる事で加熱を防ぎ、安定したアクセスが出来る様に工夫されています。
そしてまたたいていのSSDケースはネジで蓋が固定されておりネジ1本ですが、ネジを外さないとメモリーを交換する事は出来ませんが、この「DECOKEE」にはマグネットシャッターが使われており、蓋をスライドさせて外す事で工具を使わずにメモリの交換を行う事が出来ますし、サイズも60.5×36×14.5mmとフリスクケース並にコンパクトで携帯もし易くなっています。
USBコネクタに直差し
次にこの「DECOKEE」では、このコンパクトさを生かしてUSBコ-Cネクタが本体に直付けしてあり直接、スマートフォンやPC、ゲーム機などのUSB-Cコネクタに直接差し込んで使用する事が出来ますので、わざわざUSB-Cケーブルを持ち歩く必要はありませんが、もしUSB-Cコネクタ周辺に「DECOKEE」を差し込むのに支障がある様なものがあれば、延長ケーブルがオプションで用意されています。
そしてこの「DECOKEE」で採用されているデータ通信規格ではUSB3.2 Gen2が採用されており、最大で10Gbpsでの通信をサポートしており読み書きスピードの早いM.2 NVMe SSDを搭載する事でより高速にファイルの移動やコピーと言った作業が行える様になっています。
ステーションドッグ
そしてこの「DECOKEE」には最大3台のSSDを搭載する事ができるステーションドックがオプションで用意されています。
このドックを使う理由は、PCに余っているUSB−Cポートが1つしかない場合、1つの「DECOKEE」から「DECOKEE」へとファイルを移動したりコピーしたりと言った作業を行う際に、一度ファイルをPCに移動やコピーをしてから「DECOKEE」へと移すと言った作業を行わなければいけませんが、複数の「DECOKEE」を1台のドッグに接続できればそう言った手間を省け、スムーズに作業を行う事ができます。
そしてまたドックには「DECOKEE」を差し込む為の3つのUSB-Cポートの他にUSB-Aポートを1ポート備えており、USBメモリからファイルを移動したりコピーしたり、USBメモリにファイルを移動したりコピーしたりと言った作業も行える様になっていますので、詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/decokee/decokeemagnetic-m2-nvme-ssd-enclosure
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