スマートフォンにおいて時代の流れとしてはQiワイヤレス充電へと大きく舵を切っており、今後新しくリリースされるスマートフォン(iPhoneしか使いませんが)に機種変更したならばほぼ90%くらいの確率でQiワイヤレス充電に対応しているはずなので、今から準備しておいても遅くはないので、クラウンドファウンドングKickstarterにてQiワイヤレス充電に対応したデバイス2つに投資をしていたのですが、その2デバイスが揃ったのでさっそくアンボックスして試してみた!!
送られて来たのは、当サイトでも取り上げている”MacBookとワイヤレス充電に対応したiPhone Xを使うアナタにピッタリなQi充電搭載のUSB-Cマルチハブ「HyperDrive」”
https://www.kickstarter.com/projects/hypershop/hyperdrive-usb-c-hub-75w-qi-wireless-charger-iphon
”HyperDrive”の紹介ページは↑
と、”こう言うのを待っていた!!エアコンの吹き出し口にも取り付け可能なQiワイヤレス充電ホルダー「Mofin」”です。
https://www.kickstarter.com/projects/mofin/mofin-the-best-gravity-wireless-phone-charger-for
”Mofin”の紹介ページは↑
”HyperDrive”はUSB-C(Thunderbolt 3)を備えたMacBook Proのハブにもなるデバイスで、Qiワイヤレス充電に対応したデバイスを同時に充電する事ができるのですが、他のQiワイヤレス充電装置が10Wまでの急速充電にしか対応していないのに対して将来を見据えて15Wまで対応していると言うのもこの”HyperDrive”に投資した1つの要因です。
そしてアンボックスして出て来たのは”HyperDrive”本体と、Thunderbolt 3ケーブル、そして電源アダプタの出力と出力の相対表です。
この表から例えば15インチMacBook Proに付属している87W出力のアダプタを利用すると、MacBook Proへは最大49Wで給電されると共に、500mA以上の電流を必要とするバスパワー対応のHDD等を接続した場合、ワイヤレス充電は5Wに絞られ、USB端子に何も接続しないかトータル出力が500mA以下であれば、5/7.5/10WでQiワイヤレス充電できる事を示しています。
ではこの”HyperDrive”を見て行きます。まず上から見ると、縦縞のスリットの入った部分がQiワイヤレス充電部分となり、後で説明しますがここはポップアップしてスタンドとしても使えます。
ワイヤレス充電部分をMAXポップアップさせた状態での右側面。
右側面にはUSB-C出力(MacBook ProやiMacと接続します)とUSB 3.1 Gen 1 に対応したUSB端子が2ポート。
左側面にはUSB 3.1 Gen 1 が1ポートにmicroSDカードリーダー、SDカードリーダーを備えています。
そして背面には1080p@60Hz, 4K@30Hz出力に対応した標準サイズのHDMI端子、そしてUSB-C電源入力端子、 Gigabit Ethernet端子が並んでいるのですが、このLAN端子が意外と役に立つんですよね。
打合せ等で相手企業さんへ出向いた時にちょっとネットを借りたい時、たいていWiFiのパスワードなんて社員の人達全員が知っている事はなく、しかもセキュリティーのきつい会社ではMacアドレスを登録していないと接続できなかったりするのですが、有線は割とケーブル繋げるだけで繋がる上にWiFiを切っておく事ができればバッテリーの節約にもなります。
そしてMacBook Proと接続した状態。最初の商品紹介では5cmくらいのケーブルしか写っていなかったのですが、実際に送られた来たケーブルは30cmくらいあり、MacBook Proの横に”HyperDrive”を置いて接続するには正直長過ぎます…..でもiMacならこれくらいの長さがあった方が適当ですね。
では実際に87WのUSB-Cアダプタを使い”HyperDrive”とMacBook Proを接続してみました。
ほぼフル充電(97%)のMacBook Proに接続したので電流はあまり流れてませんが、20V/0.67A流れており、ちゃんとUSB-C PDに対応しているのが分かります。
次にワイヤレス充電ができるのかのテストです。
充電部分をスライドさせると台をポップアップする事ができます。
ポップアップできる角度は段階があるわけではなく任意の角度で固定できますが、角度が浅いとスマートフォンの自重や、操作する時のタップで徐々にお辞儀をして行きます。
MAX立てるとこんな角度になります。
では次にワイヤレス充電を…..と試したい所なのですが、小生の所持しているiPhone 6sは残念ながらQiワイヤレス充電には非対応です。
Sharllen 極薄 Qi ワイヤレス 充電レシーバー iPhone対応 (ブルー) |
ですから5W充電可能なワイヤレスレシーバーを使います。
今回はAmazonで評価の高かった上記製品をチョイス
使い方は簡単で、上記の様に端子の電極が片側にしかなく、それが下になる様にLightning端子を接続し、iPhoneの裏側に回して
ケースに入れます。小生はかなり厚みのあるOtterBoxを長年愛用しているのですが、厚みがあるので実際、充電できるのかとっても心配だったのですが……..
”HyperDrive”に乗せた所、無事に充電されホッと
電圧・電流もQiワイヤレス充電のみさせて8.91V/0.83A=約7.4W流れており、Qiワイヤレス充電の充電効率が60%前後ですから約4.44WでiPhoneを充電している事になり、まぁまぁ上出来かなと
と….ここで発見と言うか気付いたのが、最初の製品のコンセプトでは充電電流をデジタル表示する事になっていたのに……LEDの表示に変更されていました。
そして本体も丸みのあるデザインから長方形へ……
きっと熱損失の多いQiワイヤレス充電を行うので放熱を考えの設計変更なのだと思われますが……
では次は車載用の充電クレードル”Mofin”です。
”Mofin”本体とエアコンフィンに差し込むアダプタ、そしてダッシュボードにも設置できる様にエアコンフィン様のアダプタがそのまま差し込める棒状のアダプタとmicroUSB、そして日本語の表記もある説明書がセットになっています。
今回設置はしませんが、棒状のアダプタを使うとこんな感じでダッシュボードに両面テープで貼り付けられます。
エアコンの吹きだし口にセットした状態。
ちなみにボールジョイントの系が合えば市販のクレードルにも取り付けられます。
夏場はエアコンの吹き出しに取り付ける事でエアコンをかけていれば冷却されて丁度良いのですが、冬場暖房を入れると、スマートフォンが過熱されて良くないので冬は付属の棒状のアダプタを使うか、小生の様に市販のクレードルを流用するのがベストです。
そしてこの”Mofin”の良い所は簡単に脱着が可能なギミックになっている事と、スマートフォンに合わせて固定用のアームの位置等を変えなくても良い所です。
スマートフォンを”Mofin”に差し込む事で下のフックにスマートフォンの重みがかかりフックが下がります。
フックが下がるとサイドのフックがリンクして内側へスライドする様になっており、キッチリとホールドできる他、抜く時も上に持ち上げれば自然に左右のアームと下のフックが上昇して簡単に外す事ができます。
RAVPower Quick Charge 3.0 カーチャージャー 急速充電 車載充電器 [40W/2ポート/12,24V車] Galaxy S9/Xperia/IQOS/iPhone等対応 USBケーブル付 RP-VC007 (黒) |
そしてこの”Mofin”は10W(iPhoneは7.5W)での急速充電に対応していますので、9V/2Aの電源アダプタが必要になります。
そこで用意したのはQC3.0対応の充電アダプタ。
2ポートあるので残った1ポートでタブレットも急速充電可能です。
で、”Mofin”を使って充電した所、充電パットが5V/1Aの5Wにしか対応していなからなのか、”Mofin”がQC3.0やiSmartに対応していないのか5.05V/1.19Aしか流れていません。つまり6W。
仕様には5V/2A、9V/1.67A、12V/1.5Aと書いてあるので、このあたりは後日検証してみたと思います。
ただ12Vで入力できるからと言ってUSBケーブルを改造して車両のバッテリーをダイレクトに接続するのはNGですので、やらないで下さい。
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